山岡和雅の「ダックビル為替研究所」
 

2014年09月18日(木)

このあと第一回TLTRO  [注目材料]

本日午後6時15分ごろ、
ECBによる第一弾TLTRO(的を絞った長期供給オペ)の供給額が公表され、同日実施されます。
年内、次は12月11日の予定。
年内はこの二回のオペで、最大4000億ユーロの供給を予定しています。
本日の供給額の予想は1300億〜1500億ユーロ程度。
期間は4年、政策金利(リファイナンス金利・定例資金供給オペ最低応札金利)+0.1%
この後2016年まで6回最大6000億ユーロのTLTROが予定されています。

ドラギ総裁はECBの資産規模を2012年初めの水準まで拡大させたい意向を示しており、
これらTLTROに加え、
6月のECB理事会で決定したABSの買い入れや
9月の理事会で決定したカバードボンドの購入などでバランスシートの拡大を図っていく意向です。
ECBの現行のバランスシートは2.04兆ユーロ
ドラギ総裁が指摘した2012年第1四半期には3兆越えの水準にありましたので
ここから1兆ユーロ程度の拡大が必要です。

ただ、2011年末、2012年初旬に実施した3年ものLTROの期限が迫っており、
あわせて約3500億ユーロが返済されるため、
3兆ユーロ越えはなかなか難しい目標です。
一部報道などでは目標達成は困難ではと懐疑的な見方もされていました。

とりあえず、今回のTLTROが無事成功することが
今後のECBによる緩和にとって重要な意味を持ちます
実際の公示と実施状況を見極めたいところです。



Posted at 14時08分


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プロフィール

株式会社GCI総研

チーフストラテジスト

山岡“ダックビル”和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。1994年ナショナルウェストミンスター銀行(2000年に合併のためロイヤルバンクオブスコットランド銀行に行名変更)に移り、2003年3月まで10年以上にわたってインターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、2003年4月からGCIグループに参画。現在GCI総研、チーフストラテジストとして情報配信サイトKlugクルークを中心に為替情報の配信や、セミナー講師などを行う。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。

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