山岡和雅の「ダックビル為替研究所」
 

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2007年07月23日(月)

NZ金利8.25%へ [注目材料]

週初恒例の今週の注目材料です。

今週の注目は26日木曜日に発表される
NZ準備銀行(RBNZ)の政策金利(オフィシャルキャッシュレート)です。

NZドルといえば、
8.00%という先進国の中でもっとも高い金利を誇り
円キャリー取引でも大人気。
海外のメディアなどでも
日本の主婦にNZ投資が大人気と取り上げられるほど
高金利を狙った日本人からの取引が多い通貨です。

今年の初め時点ですでに
7.25%という金利水準であったNZドルですが
インフレ懸念の高まりなどを受けて
そこからさらに利上げサイクルがスタート。

3月の金融政策会合からここまで3回続けて利上げが行われており
現行の8.00%という金利水準になりました。
他の先進国の金利と比べてみると
次に高いオーストラリアが6.25%
他はポンドが5.75%、米国が5.25%、ユーロが4.00%という具合ですから
NZが如何に突出しているかということがわかります。

この高金利をうけて市場ではNZドルへの資金流入が続き、
NZドルは
対ドルで変動相場制に移行してからの最高値を記録
対円でも1986年以来の高値となっており、
NZドル高の弊害が出てきていますので、
カレン財務相が何度も警戒発言を行ったほか
RBNZがNZドル売りドル買いの為替介入を行う場面もありました。

で、そうした状況を受けての
今回の政策金利発表ですが

まだ利上げしそうです・・・・・。

利上げによる景気のオーバーキルリスクや
高金利を狙った投資資金の流入を受けてのNZD高などをうけて
前回の利上げ後すぐの見通しは、
さすがに今回は利上げを見送るだろうというものでした。

しかし、当局はインフレ警戒姿勢自体はその後も崩さず、
さらに、13日に発表された5月の小売売上の数字など
経済指標も好調ということで
市場では追加利上げへの期待が一気に強まり
いまだ見方が分かれてはいるものの、
今回も0.25%の利上げで8.00%→8.25%になるという
市場の大勢の見方となりました。

米サブプライムモーゲージ問題に絡んで
リスク投資全般への不安から
金利差を狙った投資への資金流入が
どこまで続くかという懸念はありますが
基本的には金利差に敏感なのが今の市場。

ただでさえ高金利な通貨の金利がさらに上がるという状況は
NZドル人気をますます強めてきそうです。

また、今回の政策金利の発表は市場の見通しが一本化されきっていません。
少数派とはいえ、月曜日時点で30%程度の専門家が
金利据え置きを見込んでいます。
そのため、
金利据え置き、利上げどちらの結果になっても
予想が外れたほうからの動きが出てくる可能性が高いです。

7月26日木曜日
発表は朝の6時とちょっと早いですが
早起きして市場を見てみても面白いと思います。




Posted at 17時24分  コメント ( 0 )


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プロフィール

株式会社GCIキャピタル

シニアアナリスト

山岡“ダックビル”和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。1994年ナショナルウェストミンスター銀行(2000年に合併のためロイヤルバンクオブスコットランド銀行に行名変更)に移り、2003年3月まで10年以上にわたってインターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、2003年4月からGCIグループに参画。現在GCIキャピタル、シニアアナリストとして情報配信サイトKlugクルークを中心に為替情報の配信や、セミナー講師などを行う。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。

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