2007年08月06日(月)
予想が分かれる豪政策金利に注目 [注目材料]
週初恒例の今週の注目材料です。
今週は8日水曜日に米と豪の政策金利発表が予定されています。
午前3時15分(現地時間7日午後2時15分)に結果が発表されるのが
米FOMC(連邦公開市場委員会)。
ただ、今回は5.25%の金利据え置きでほぼ確実と見られ
金利面でのサプライズはないと思われます。
注目はその後の声明ということになりますが
こちらも、基本的にはインフレ懸念姿勢を崩さないと思われるため
焦点は
サブプライム問題やその背景にある住宅市場の冷え込みに対して
どういった表現で懸念を表してくるのかといった点にとどまりそう。
落ち着いた展開が期待されます。
ただし、
サブプライム問題悪化による景気先行きの懸念などに配慮して
全体的にハト派な声明が出てきたときは
注意したいところです。
そして、FOMC以上に注目を集めそうなのが
同じ8日の
午前8時半(現地時間8日午前9時半)に発表が予定されている
豪準備銀行(RBA)の政策金利(オフィシャルキャッシュターゲット)です。
オーストラリアの政策金利は
もともと先進国の中でも高めの6.25%という金利水準ということもあり、
経済活動が好調な中でも
昨年11月から金利が据え置かれたままでした。
しかし、ここに来て、好調な経済活動がインフレ圧力を高めている状況が
指標などで確認されてきて、
今回の発表では、
現行の6.25%から6.50%への利上げが期待されています。
先月発表された第2四半期消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の前期比は
CPI予想+1.0%、前回+0.1%に対して+1.2%
PPI予想+0.8%、前回+-0%に対して+1.0%と
ともに事前予想、前回を上回る好結果になるなど、
市場の予想以上にインフレが強まっている状況。
今月はじめに発表された6月分の小売売上高も、
5月の-0.3%から大きく反発する+1.4%という好結果になり、
豪経済の好調さを裏付ける結果となり
利上げ期待を強めています。
もっとも、利上げに懐疑的な見方も一部では見受けられます。
現行水準でも先進国の中では高めの金利水準ということで
円キャリー取引による高金利通貨買い円売りの動きの影響をまともに受け、
豪ドルは今年に入って上昇を続け、
貿易環境が悪化。
今月はじめに発表された豪貿易収支は
事前予想の11.5億ドルの赤字を大きく上回る
17.51億ドルという昨年5月分以来の大幅な赤字を記録するなど
豪ドル高の悪影響が出てきています。
豪ドルの利上げは、
こうした状況をさらに悪化させる可能性があるため、
専門家の一部では、
RBAは今回も利上げを見送るという予想を立てています。
という風に、
市場の事前予想が分かれているため、
結果が利上げ、据え置きどちらになっても、
市場は大きく反応してくると思われます。
いまのところ大勢の意見は利上げですので、
金利据え置きのときのほうが
市場に与える短期的なインパクトは大きいと思われますが、
結局は金利差に敏感な今の為替市場ですから
中長期的な市場への影響は、
利上げを行ったときのほうが大きいかも知れません。
いずれにせよ、
今回のRBA政策金利発表、目の離せないものになりそうです。
Posted at 17時08分 コメント ( 0 )





