山岡和雅の「ダックビル為替研究所」
 

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2010年03月07日(日)

懸念広がる個人消費動向は 〜小売売上 [注目材料]

今週は金曜日に2月の米小売売上発表が予定されています。

堅調な景気回復が期待されていた米経済でしたが
先月発表された2月のコンファレンスボード消費者信頼感が
1月の56.5より10ポイント低い46.0と
昨年4月並の水準を記録したことで
個人消費の先行き見通しに
懸念が広がっている中での
小売売上の発表となります。

第4四半期GDP(改定値)が前期比+5.9%と
つよかった速報値(5.7%)からさらに上方修正されるなど
経済成長自体は順調に見えますが
こうした数字は
歴史的な米国政府による景気刺激策による底上げという面が大きく
個人の消費マインドはまだまだ厳しいということを
実感させられた消費者信頼感の数字を見ただけに、
実際の小売売上高についても
それほど過度な期待はしにくいところです。

今のところの予想は
総合が前月比-0.1%と1月の+0.5%から悪化。
自動車を除いたコア部分も0.0%と
前回の0.6%から悪化の見通しと
弱めの数字になっています。


もっとも、
2月は米国の東部地方が
ワシントンDCで積雪量の過去最高を更新するなど
記録的な豪雪に見まわれ、
各地で交通の遮断や停電、公共機関などの休止などが相次ぎました。
こうした特殊要因が
売上減の主要因と成っていると見られ
今回の数字だけで個人消費動向の判断は難しいと思われます。

また、2月はガソリン価格が1月から2.6%ほど下がった分、
販売額の低下が見込まれることなども
小売売上全体を抑えてきそうです。

その為、予想程度の弱さであれば、
それほど大きな反応が出てこない可能性があります。
ただ、予想を越えて、大きくマイナスなどになったときは
要注意。
リスクにやや神経質に成っている感のあるこのところの相場動向だけに
クロス円の格好の売り材料となるかもしれません。


※今週は休暇を頂ますので
次回の更新は15日の予定です。


Posted at 09時00分  コメント ( 0 )


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プロフィール

株式会社GCIキャピタル

シニアアナリスト

山岡“ダックビル”和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。1994年ナショナルウェストミンスター銀行(2000年に合併のためロイヤルバンクオブスコットランド銀行に行名変更)に移り、2003年3月まで10年以上にわたってインターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、2003年4月からGCIグループに参画。現在GCIキャピタル、シニアアナリストとして情報配信サイトKlugクルークを中心に為替情報の配信や、セミナー講師などを行う。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。

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