山岡和雅の「ダックビル為替研究所」
 

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2010年03月04日(木)

BOE,ECB 直前雑記 [注目材料]

本日3月4日は
午後9時に英中銀(BOE)金融政策会合(MPC)
午後9時45分に欧州中銀(ECB)理事会の結果発表があります。
(ほんとに直前だな)

ということで、簡単に現状をまとめてみます。

両行とも、金利変更の期待は殆どありません。
(エコノミスト予想はともに全員一致で変更なし)
世界的な景気後退は底を打ったと期待されますが
流石に資源国でも無い限り
利上げに踏み切れるような状況ではないといったところです。

その為、市場の注目は量的緩和政策に関する変化ということになりますが
英、欧で情勢はかなり違います。

まず、英(BOE)。
前回のMPCで量的緩和策について
既に最大枠を使い切っていた資産買い入れ枠の
再拡大を行わず、
実質的に一時休止としましたが
今回はその一時休止を続けるかどうかがポイント。
大勢の予想は
前回同様拡大枠の変更なし(一時休止の継続)ですが
なんせ、読みにくい中銀ですから。

財政赤字懸念に加え
政局不安への懸念などから、
ポンドが軟調な地合となっており
週のはじめには1.47台まで付ける場面があっただけに
量的緩和再開などによるポンド売りの動きに要注意といったところでしょう。

一方、ECBは
出口戦略への動きが出てくるかがポイント。
長期オペの条件厳格化による実質的な絞り込みなどが見られるかもしれません。

今年初めの最大トピックとなったギリシャをはじめとする財政赤字問題については
ギリシャの追加的な財政再建策発表などもあり
懸念が後退している状況。
ドイツ経済などの状況がそれほど強いわけではありませんが、
今後にむけて異例の量的緩和策の正常化を整備する段階に入っているとは見られるだけに
前向きな動きが見られるようだと、
ユーロの買戻し基調に弾みが作という期待もあります。

また、理事会後の記者会見での
トリシェ総裁によるギリシャ問題などへの言及も注目されるところです。

やや後ろ向きなポンドと前向きなユーロという印象で
対照的ではありますが
さて、どうなりますか。


Posted at 16時05分  コメント ( 0 )


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プロフィール

株式会社GCIキャピタル

シニアアナリスト

山岡“ダックビル”和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。1994年ナショナルウェストミンスター銀行(2000年に合併のためロイヤルバンクオブスコットランド銀行に行名変更)に移り、2003年3月まで10年以上にわたってインターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、2003年4月からGCIグループに参画。現在GCIキャピタル、シニアアナリストとして情報配信サイトKlugクルークを中心に為替情報の配信や、セミナー講師などを行う。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。

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