山岡和雅の「ダックビル為替研究所」
 

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2010年07月27日(火)

レバレッジ規制前後の為替変動には要注意 [為替]


8月1日から内閣府令の改正に伴いFX(外国為替証拠金取引)は
取引額の2%以上(レバレッジ50倍以下)の証拠金が必要となります。
今週末から規制が実行される今週初にかけて
相場への影響はあるでしょうか?

おそらくそれなりに影響が出ることが予想されます。

各業者とも,利用者への通知を積極的に行ってはいますが
今回のレバレッジ規制に引っかかる全ての参加者が対応をとるということは
現実的にはないでしょう。
その場合、週明けに強制決済にかかるポジションが少なからず出るとみられます。

日本の個人投資家のポジションは、
かなりが外貨買い円売りに傾いています。
今回のレバレッジ規制に引っかかるような
ハイレバレッジでの取引では
金利差狙いの取引が少ない分
全体の割合に比べて外貨買い円売りの割合が少ないとは期待されますが
それでも外貨買いの方が多いと思われます。
(全体のシェアはともかく、ハイレバレッジ分だけという統計はないので
あくまで印象ベースでの推計です)
そのため、こうしたポジションが強制的に解消されると
動き的には瞬間的に大きく円高へぶれる可能性があります。
円高へのリスクだけだと,
まだ対処のしようがありますが、
薄い中での無理矢理な取引が見られると、
ほとんど取引がないまま戻しで上にぶれたり、
円高進行を狙った短期のポジションが増えていると見越したヘッジファンドなどが
強引に買い上げる可能性があるなど
上下ともに
相当に荒っぽい動きになることが予想されます。
ドル円もそうですが、
もともと週初の流動性が薄いマイナー通貨の取引などは
特に注意が必要だと思われます。

今週末、週末越えのポジションに関しては、
いつも以上に神経質になる方がよさそうです。


Posted at 15時52分  コメント ( 0 )


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プロフィール

株式会社GCIキャピタル

シニアアナリスト

山岡“ダックビル”和雅

1992年チェースマンハッタン銀行入行、外国為替ディーラーの世界に。1994年ナショナルウェストミンスター銀行(2000年に合併のためロイヤルバンクオブスコットランド銀行に行名変更)に移り、2003年3月まで10年以上にわたってインターバンクディーラーとして外国為替市場の最前線で活躍後、2003年4月からGCIグループに参画。現在GCIキャピタル、シニアアナリストとして情報配信サイトKlugクルークを中心に為替情報の配信や、セミナー講師などを行う。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。

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